こんにちは、Chikarin!です。
この記事はこんな方におすすめです。
- ADHDの特性に当てはまっている気がして、自分にも発達障害があるのか気になっている
- 初めて病院に行った時どんなことをするの?聞かれるの?
- 精神科ってどんな雰囲気のところなんだろう?
- 精神科に通っているところを知り合いに知られたくないな……
上記のような不安がある方はぜひ今回の記事を読んでみてください。
このブログを書いているのはこんな人

Chikarin!とは
2016年(平成28年)に発達障害(ADHD)ありと診断。仕事もプライベートも上手くいかず、借金も抱えてどん底の人生を送るが、なんとか借金を完済。部屋を片付けてから生活が改善し、2023年の春年上の男性と結婚した。結婚後も築30年家賃2万5千円のアパートで一人暮らしを続けている。家にない家電はテレビと洗濯機。ADHD当事者として身につけたライフハックなどをTwitterやブログなどを通して発信している。
さらに詳しいプロフィールについては→こちら
精神科に電話
私は、「心がもう限界だ…」と思った時、初めから病院に通ったわけではなく、初めはカウンセリングに通いました。
カウンセリング編についてはこちらの記事をご覧ください。

カウンセリングに通い始めて2ヶ月が経った3月末のことです。
その日のカウンセリングを終えて、家に帰りながら、教えてもらった精神科病院に電話をしました。
この時私は初めて知ったのです。
精神科病院の初診の予約はかなり取りづらいということを……
なんと半年先の予約までいっぱいでした。
(病院や時期にもよると思いますが、私が受診した8年前はそうでした)
心はもう限界なのに、半年先まで受診できないなんて、、
心が折れかけましたがここで諦めてしまっては悪い未来しか見えません。
ダメ元で「本当にしんどくて今もう限界なのでなんとかなりませんか?」と尋ねてみたのですが、なんともならないと言われてしまい、
なんとか予約を取りました。
先は長い……
初めての精神科受診
受診までの間は月に1〜3回程度カウンセリングの受診を続けていました。
ボロボロになりながらもなんとか迎えた9月、初診の日。
昨日まで覚えていたのに、当日私は予約を忘れていました……。
予約の時間をずらしてもらい、慌てて準備して病院に向かいました。
平謝りしながら病室に入ると、若いイケメンの先生がそこに。
なんて思っているとすぐに診察が始まりました。
初診で話したこと
病院でもカウンセリングと同じく、初診は90分の時間を確保してありました。
一人90分をみて予約を受け付けているとなると、初診の予約がなかなか取れないのもわかります……。
初診ではまず、こんなことを聞かれました。
- 来院の理由
- 今どんな状況か
- どんなことに困っているのか
- 症状はいつから出ているのか
- これまでに同じ症状で精神科などを受診したことがあるか
事前に問診票にも書いていましたが、改めて確認されるという感じです。
私は、こんなことを話しました。
- 仕事がとにかくできない
自分では一生懸命やっているのにミスが多く、周りから指摘されることが多い - 子どもの頃から物忘れや忘れ物が多く、提出物を忘れて留年しかけたり、テストを受けられなかったりしたこともある
- お風呂のお湯の出しっ放し、コンロの火をかけているのを忘れてフライパンを焦がしたり、危険なことを繰り返してしまい自分でも怖い
- 子どもの頃から悩んできたが、新しい職に就いてから特に周りとズレていると感じることが多く突然涙が溢れて止まらなくなることがある
- 部屋が本当に汚くて、片付けたくてもいざやろうと思うとフリーズしてしまって動けなくなる
- 大事な会議でどんなに頑張って起きていようとしても寝てしまう
- カウンセリングを受診しているが、症状が改善しない
このほかにも、その時に悩んでいたことを色々とお話ししました。
そして一番気になっていたことを先生に打ち明けました。
当時「大人の発達障害」がテレビなどで取り上げられ始め、受診する人が増えていると聞いていたので、「またテレビに影響されて患者が来たか……」と苦い顔をされるのではないかと勝手に想像を膨らませて不安になっていたのですが、思いのほか優しく話を聞いてくださったので安心したのを覚えています。
次回来院の際、詳しい検査をすることになりました。
検査と診察で確か2時間半ほどかかると言われたと記憶しています。
病院側の都合と私の都合が合う日がなかなかなく、検査は月末になりました。
また3週間近く耐えるだけの日々が続きます……。
精神科初受診で感じたこと
精神科の受診を考える前、私は精神科や心療内科に対してこんなふうに考えていました。
- よっぽど辛い人が行くところで、私には縁遠いところ
(まさか自分が通うことになるなんて考えてもみなかった) - 社会に適応できず「治療」によって「矯正」が必要な人が行くところ
- 患者さんはみんな覇気がなく暗い雰囲気だろう
- 奇声を発したり、行動がコントロールできないなど、思いもよらぬ行動をする人に出会うのではないか
- 通っていることを人に知られないようにしたい
ところが実際に病院の玄関をくぐって、印象が結構変わりました。
- 特別な人だけが通うところではなく、心がしんどいと感じている人は誰でも通って良いところ
- 他の病院と比べて特別患者さんに覇気がないとか暗くて怖いなどのようなことはない
- 患者さんはみんな覇気がなく暗い雰囲気だろう
- 病院スタッフさんと患者さんの笑い声や会話なども聞こえてきて、明るい雰囲気のこともよくある
- 先生もスタッフさんも、落ち着いていて柔らかい雰囲気でそれが病院の雰囲気になっている
ただ、私が精神科や心療内科に対してポジティブなイメージを持っていなかったように、通ったことのない方はきっと同じような偏見を抱えているだろうと思い、余計な心配をかけたり想像を掻き立てないためにも、通院していることを「知り合いに知られたくないな」という気持ちは相変わらず変わりませんでした。
初受診の日に精神科に対するイメージが変わったので、次の受診からは少しリラックスして通うことができるようになりました。
次回は、WAIS-Ⅲについて実体験に基づいて紹介します。