ADHD診断前

発達障害を会社のメンバーにカミングアウトして(2)

発達障害を会社のメンバーにカミングアウトしてきました。

前回の記事

chikarinadhd.hatenablog.com

今回の記事では、カミングアウトの大きなきっかけになった出来事を書いていきたいと思います。
今回の私の経験が、同じく悩んでいる方の参考になればと思います。

すこしずつ「困っていること」を話しました。

でもなんとなく、核心の部分は伝えられていないような、本質を理解してもらえていないような、そんな気が付きまとっていました。

そんな時に、上司Bさんから声をかけられました。

このことが大きな転機となりました。

上司Bさんからの話

上司Bさん
上司Bさん
「おはよう。今日の夕方時間ある?」
Chikarin!
Chikarin!
「おはようございます。はい!大丈夫です」

上司Bさんはつい一ヶ月前に私がした非常識な行為で傷つけ怒らせてしまった人です。

chikarinadhd.hatenablog.com

上司Bさん
上司Bさん
「じゃあ、ちょっと話しましょう。また夕方声をかけます」
Chikarin!
Chikarin!
「はい。よろしくお願いします」

笑顔で答えましたが、わざわざ時間をとるなんて何を言われるのだろうかと気が気ではありませんでした。

きっと、あの時なぜあんなことをしたのか、本当に悪いと思っているのかを問いただされたり、自分がいかに傷ついたかを説明されたり、「いい歳して人の気持ちも考えられないですか?」と責められたりするのだと思いました。

でも違いました。

特に時間を区切らずに他の人に話を聞かれることのないような場所をとって下さり、こう問いかけられました。

上司Bさん
上司Bさん
「最近どう?」

毎日ずっと苦しかった

私はずっとニセモノでした。

今もまだニセモノです。

ホンモノの私が何なのか今もわからないけれど、とにかく私は「できない私」がばれてはいけないと思ってなんとか取り繕おうとしてきました。

  • 片づけられない私。
  • 衝動買いをしてしまいいつも金欠なわたし。
  • 女の子なのにだらしがない私。
  • 期限も約束も守れない私。
  • 一度に色んなことを言われると頭が真っ白になってパニックになりそうな私。
  • できないくせに完璧主義で理想が高い私。

「できません!」「もう嫌だ!」

全部投げ出してワンワン泣き出したい、いっそ逃げだしたい、消えてしまいたいと思ったことが何度も何度もありました。

でも、できませんでした。

そんなことをしたらどうなるか、恐ろしかったからです。

「本当の私」がバレたら私は必要とされなくなってしまう。つまらない人間だと思われてしまう。

だから絶対にバレてはいけない。

いつも元気で明るい人♪

素晴らしい才能を持った人!

人がビックリするような特技を持った人!

きれいな服を着てセンスのいいものを持った素敵な人。

頭が良くて、スタイルが良くて、美人で、仕事ができて、友達がたくさんいる、ちょっとおっちょこちょいなところもご愛嬌で誰からも好かれるパーフェクトな人。

自分の中のイメージで女子アナみたいな人を目指していました。

すごい人になりたかった。

頑張れば私なら絶対になれると思った。

でも、理想どおりの「すごい人」にはなれなかった。

それでもやっぱり諦めきれない。

毎日毎日、消えてしまいたいと思いました。

今日寝たらそのまま明日が来なければいいのに。

そう思いました。

 上司Bさんとの話(続き)

「最近どう?」

私が苦手とする言葉です。

上司からこう聞かれた時私はこう答えることにしています。

「仲間たちが支えてくれるので、本当にありがたいです」

良いとも悪いとも言いません。

こう答えると、少し変な顔をされますが、私は他に何と言ったら良いのかわからないのです。

もちろん今の私の状態で「良い」わけはないのですが、「ミスや失礼な行いばかりでみなさんにご迷惑ばかりかけています。会社に来るのが辛いです」なんて言えません。

世の中には、上司に言うべきことと、上司には言わずプロジェクトメンバーの中だけで解決すべきことがあるそうですね。

過去に一度、同じような場面で上司にぽろっと困っていることを漏らしたら、プロジェクトメンバーから「ちょっと!あなた◯◯さんにあんなこと言ったらしいね!プロジェクトリーダーの評価を下げる事になるのが分からない?!一体どういう事!?」とお叱りを受けた事があるのです。

それ以来私は、どこまでが言うべき事なのか、これは誰に言うべきことなのか、そもそも自分で解決すべき事で人に言うべきでないのか、もう何が何か分からなくなっていました。

だから、今回もBさんには「仲間たちが支えてくれるので、本当にありがたいです」と答えました。

すると、Bさんはこう聞いてくれたのです。

上司Bさん
上司Bさん
「何か困っている事はないですか?」

そのあと、私は自然と自分の今の状況を話し始めていました。

オブラートに包みながらではありますが、

  • みんなが普通にできる事ができないこと
  • そのせいで迷惑ばかりかけていること
  • 昔からこうで、何度もなおそうと思ったがどうしてもうまくいかないこと
  • もっとちゃんとしたいのにできない自分が嫌いなこと

こういうことを話していくと、上司Bさんの口から思いもかけない言葉を投げかけられたのです。

上司Bさん
上司Bさん
「僕の知り合いにカウンセラーの人がいてね」

Bさんは発達障害を知っていたんです。

この件についてはこちらの記事もぜひお読みください。

chikarinadhd.hatenablog.com

上司Bさんと話したことが転機になった

上司Bさんは、私の想像に反してこの日一切私を責めませんでした。

それどころ

上司Bさん
上司Bさん
「この間は頭ごなしに怒って悪かった」

私に謝ったのです。

非常識な行為でBさんを傷つけたのは私なのに。

軽蔑されることはあっても、謝られるなんて想像すらしていないことでした。

Bさんはただ私の話を聞き、同じようなことで困っている人が世の中にたくさんいることを僕は知っているよ、と言ってくれました。

そして、カッコつけるのはやめて、ありのままで一歩一歩歩いていけば良いと言ってくれました。

この件があってから私は、病院を受診することを決め、プロジェクトメンバーには発達障害のことを話そうと決心しました。

今の自分を受け入れて、認めて、少しずつでも良いから変わりたい。

と思ったのです。

これが大きな転機になり、その日のうちに、プロジェクトメンバーにメールし、お伝えしたいことがあるので、とカミングアウトの日のアポ取りをしました。

結局カミングアウト当日のことがまた書けませんでした(^^;)

次の記事こそ書きますので、あと少しだけお付き合いよろしくお願い致しますm(_ _;)m

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