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発達障害者支援センターに行ってみた

こんにちは。

この春から主治医の勧めで発達障害者支援センターを利用し始めました。

いつもこんな感じで、お恥ずかしい話ですがもういい大人なのにお金も時間も自分で管理できません。

病院では補いきれない部分のサポートと相談を目的にお世話になることにしました。

実際に利用するまで、「発達障害者支援センター」がどんなところなのかよく知らなかった私。

実体験を元にまとめてみます。

「発達障害者支援センター」って何?

現在(2017年4月12日現在)、全国には67個設置されていて、保健・医療・教育・福祉、就労などの機関と連携を取りながら、発達障害についての情報提供を行ったり、当事者やその家族、関係者からの相談に応じてくれます。

都道府県や指定都市が主体となって運営していて、直営の場合と社会福祉法人や特定非営利組織へ委託している場合があります。

Chikarin!
Chikarin!
センターを利用してみようかな……

そう思ったらまず、電話です。

ところによって違うかもしれませんが、私の場合電話をかけたら

「担当者を決めてから改めて電話するので日程調整はそこからまたお願いします」

と言われました。

初めて電話してから実際に行けるまでに2週間かかりました。

私の場合これでも早い方で、今回良かったのが私に時間がなかったことです。

年度末で仕事の切り替わりだったので、空いている日が少なく、事情を説明して「この日とこの日しか空いていないんです……」とはじめの電話の時に伝えていたのです。

お陰で担当者がから電話をもらった時には「伺っていた日にちのセンターのスケジュールが空いていたので、この日にご来所頂けますか?」という話からスタート出来てスムースでした。

一刻も早く相談したいという場合やスケジュールの都合上行ける日が限られている場合は、行ける日が少ない旨と希望日を伝えておくといいかもしれません(^^)

発達障害者支援センター利用初日

センターでは具体的にどんなことをするのか、私の体験を元に順に流れをおって説明したいと思います。

まず、予約した日にセンターに行き、受付で自分の名前と、発達障害の相談で来たこと、担当者の方の名前と何時に約束をしているのかを伝えます。

Chikarin!
Chikarin!
Chikarin!と申します。発達障害の相談で〇〇さんと〇時にお約束をしているのですが……

そして、担当者が来るまでいすに座って待ちます。

ちなみに、

私はいきなり遅刻しました……。

ヒアリング

担当者が来て簡単な挨拶を済ませると、早速相談室に案内されました。

こども療育センターも同じところにあったので、館内には子どもとお父さんお母さんが

たくさんいました。

子どもでも親でもない自分がぽつんといる感じがして、なんだか少し変な感じがしました。

館内は広く、相談室まで少し歩きます

通された部屋は周りに人はほとんどいない所でした。

小さめの部屋で担当者と自分以外は誰もいない個室だったので他の誰かに話を聞かれる様なこともなく、安心できました。

簡単な質問表シートの様なものを書いて、これまでの学歴や職歴、今の困り事などを伝えました。

2時間くらいかけて聞いてもらい、今後の予定を立てました。

初回だったのでたっぷり時間を取って下さったのだと思います。

※あとから聞いたら90分の予定だったそうです。

どんなことを話したか

内容は困りごとによって全然違ってくると思いますが、私の場合は今回聞いてみたいことやサポートしてほしいことが4つありました。

  1. 手帳の取得について
  2. 就労について
  3. 時間の管理について
  4. お金の管理について

これを決めていたので、スムースでした。

手帳の取得について

まず手帳の取得について。

「手帳を取得したい」ということをうまく主治医に伝えられなくて、何度か主治医と思いがすれ違ってしまったので、私でも申請していいものなのか発達障害者支援センターの担当の方にも相談してみました。

私はWAISIIIの結果を見ると知的な障害はなく、グラフの凸凹の凹のところも平均値の中に収まっています。動作性IQと言語性IQの差も許容範囲内です。

発達障害がある方の中には、凸凹がもっと大きい方や、動作性と言語性の差が開いている方もたくさんいて、私くらいで「手帳を取得する」というのはどうなんだろう……と悩んでいたからです。

担当の方は、「発達障害は個人内差ですからね。Chikarin!さんの場合は処理速度が高く、一番低いところと比べるとかなり差があります。色々しんどいこともあったでしょう?大切なのはご本人が困っているかどうかです。外から見ただけでは分からないことがたくさんあります。生活面で困っていることがあるのなら申請して下さい」と言ってくださいました。

発達障害は個人内差だからって言ってもらえたことがなんだかすごく嬉しかったです。

発達障害者スペクトラムでだから、その人その人で特性や困り事も違います。

ADHDの特徴はこうだ、とかADHDASDの特徴はこうだ、とかはっきりと言いきれない部分があるんです。

「もっと困っている人がいる」とか人と比べて捉えないで、「あなたは今困っているんですね」と私の問題として捉えてくれたことにすごくホッとしました。

やっぱり専門の職員の方に相談してよかったと思ったし、手帳を申請することへの迷いがなくなりました。

就労について

私にはタレントの本業があってこれからも続けていきたいと思っています。

ですが、現実問題としてこの仕事だけでは食べていけません(これを「売れていない」というんでしょうね)。

だから、自立した生活を送るために何か他に収入を得るための仕事をしたいと思っています。

ただやっぱり、本業の方の仕事にしっかり力を入れたいので新しく仕事をするなら単純なものか自分の得意を生かせるものがいいなと思っています。

発達障害を理解してくれる環境で、配慮もお願いしながら働けたらと思っています。

そこで、手帳を使ってオープン就労することについて相談しました。

この部分は主治医もそうでしたが担当者も「うーん……」という表情でした。

発達障害があることを言わずにクローズで働くか、オープンにして働くかはその人次第。

さらに、オープンにして障害者枠で仕事を探すか、一般枠で応募してのちのち障害があり配慮をお願いしたいことを信頼できる人に伝えていくか、大きく分けてこの3つになります。

障害者枠の求人リストは一般の枠と比べて働ける時間や内容が限られていたり、作業内容や拘束時間が短いことからお給料も低めの設定なことがあるそうです。

支援センターの担当者さんの表情を見ているとら私の場合は手帳を使ってオープンで就労するよりも、手帳を使わず上手に得意不得意を伝えて配慮してもらうほうが良さそうだと思われているのかなーと感じました。

この日は、後日提携先の「障害者職業支援センター」で適職検査をうけてみようというはなしにまとまりました。

詳しい内容については別の記事で改めて改めてまとめます。

時間とお金の管理について

よく時間に間に合わなかったり、かかる時間の見積もりに失敗して時間内に終わらないスケジュールを組んでしまったり、お金をいくら使ったか、あといくら使えるのかの判断が出来にくかったりするので相談しました。

お金と時間の管理は密接に関係しているということで、二回目の相談の日までにもらったレシートをすべて残しておくことと、行動記録を付けることを宿題に出してもらいました。

ここからは二回目の相談の時の内容です。

行動記録は付けられなかった(取り組めなかった)ので、お金の流れについてのみ。

本当はレシートを種別に分けてクリップで留めたりしたかったのですがそれさえ出来ず、ただジップロックかがさっと入れて持っていきました。

「大丈夫ですよ~」といってくださりその場で担当者さんと一緒に分けていきました。

食費と趣味に使うお金が多いのでここが減らせそうだということと、時間の管理が上手く行けこの辺りも改善するただろうということがわかりました。

こうやって一緒にやってもらえることって有難いです、本当に。

時間の管理についても「ここでやってしまいましょうか」と言ってくださり、付箋や画用紙を使って管理シート一緒に作ってくださいました。

家に帰ってやってくるというのは難しい当事者さんが多いようで、分かって下さっているようでした。

私がこだわりがあって自分でやりたい様なところは放っておいてくれて、アドバイスを求めると手を貸してくださって……。

ありがたや、ありがたや……(T_T)

この方が担当で本当に良かったです。

発達障害者支援センターへ行ってみて感想

一言で、本当に行ってよかったです!

私は病院とカウンセリングも並行して通っています。

病院は、薬を出してくれたり、精神障害者福祉手帳や自立支援医療のことを教えてくれたり、医療の専門的な立場から新しい薬の情報やアドバイスをくれます。

カウンセリングは、精神的に不安定になったら悩みがあるときに話を聞いてくれて、心理的な観点からアドバイスをくれます。認知行動療法や発想法にブレインストーミングやKG法というものがあることなども教わり役立ちました。

発達障害者支援センターは、生活上の困りごとや悩みを聞いてくれて、より生きやすくなる工夫を一人一人に合わせて一緒に考えてくれたり、サポート機関を紹介してくれたりします。

それぞれ得意分野が違うのだということに最近やっと気が付きました。

初め私は、カウンセリングで全てを解決しようとしていました。 

でもカウンセリングでは発達障害の診断はできないし、薬も出せません。

病院では、患者の話をゆっくり聞いて一人一人のケースに合わせて時間をかけて工夫を一緒に考えることはできないところが多いでしょう。

これからも私はカウンセリング、病院、発達障害支援センターにそれぞれ通いながら、より生きやすくなる工夫を探していきます。

他にも当事者会も今気になっています。

現状に足りないものを感じている方は、どの部分で自分が足りないと感じているのか、それを得意分野としている機関がないか、探してみるといいかもしれません。

私はこれからも発達障害者支援センターにお世話になります。

また支援センターを利用した感想を記事に上げていきますので、何かの参考になれば嬉しいです。